マイホーム購入予算は、現在の家計をもとに決定することが多いはずです。しかし一方で「今あるお金を使ってしまって大丈夫だろうか」という不安要素も住宅購入の悩みを丸ごと解決するためにライフプランが必要です。
ライフプランとは、あなたと、そしてあなたの家族の将来の設計図です。 たくさんの夢や希望、目標をかなえていくために、必要なものの一つが「お金」です。「お金」がすべてではありませんが、お金がないと実現しないこともたくさんあるはずです。
ライフプランを立て、それを数字化することによって、次のような効果があります。
ライフプランを立てることで、他の夢をかなえながら住宅の購入が可能になります。
「適正な金額の購入なのか」「住宅ローンはずっと支払っていけるのか」という不安を払拭するためにライフプランを立て、安心の購入計画を立てましょう。
住宅ローンには大きく分けて民間融資、公的融資、協調融資という3つの種類がある。それぞれの特徴を確認しながら、自分に合った種類を選びましょう。
住宅ローンは民間ローンを中心に商品が豊富。自分に合う住宅ローンを見つけるためにも、金利差や付加サービス内容など、まずはいろいろ調べて情報収集をしておこう。よく使っているメインバンクはもちろん、住宅ローンに特化した専門会社、財形融資の受けられる勤務先や自治体など、利用できるローンを確認し、できればシミュレーションしましょう。
住宅ローンといって一番に想像できるのが、各銀行による住宅ローン。所定の条件を満たす場合、店頭金利より低い金利が適用されるものなど、魅力的な商品が登場している。銀行以外にも、住宅ローン専門会社や生命保険会社などが取り扱う民間融資もある。
民間の住宅ローンは、各社で特徴的なサービスを売りにしている。例えば、手続きをすべてネット上で行うことで手数料などの諸費用を抑えたものや、自社や関連会社のサービスに連動してさまざまなメリットを受けられるものなどがある。普段の生活を振り返って、よく利用するサービスに連動したものがあるなら、利用を検討してもよいでしょう。
財形融資は、勤務先で財形貯蓄を1年以上行っていて、残高が50万円以上ある人が利用できる融資。財形貯蓄の10倍、最高4000万円まで借り入れできるほか、民間融資やフラット35と併せて利用できたり、同居予定家族が複数申し込みできるといった特徴がある。まずは利用できる制度について、勤務先に確認してみよう。
都道府県や市町村が独自の融資制度を行っている場合もある。直接、自治体が融資を行うタイプのほかに、所定の金融機関での借り入れ利子を一定期間補給するタイプなど、内容も自治体によって異なる。制度がない自治体もあるので、まずは自宅や勤務先がある自治体に問い合わせてみよう。
住宅金融支援機構と民間金融機関との連携で行われる融資。窓口になるのは民間金融機関で、金利も金融機関によって異なる。長期間固定金利が特長となる商品で、金利も銀行等の長期固定金利より低めに設定されている。利用できる物件についての規定があり、省エネ性能、耐震性、バリアフリー性や耐久性・可変性といった4つの性能による技術基準を満たせば、一定期間金利引き下げが受けられる「フラット35S」の申し込みもできる。
「提携ローン」って何?
物件を扱う不動産会社が金融機関と提携し、その物件を購入する人のために提供する住宅ローンのこと。物件自体の審査が終わっているので、申し込み手続きが簡単で、審査スピードも比較的早い。また、優遇金利が適用されるケースもあるので、不動産会社に、提携ローンの有無や内容を確認しておこう。